トルティーヤ!?
スペイン料理のお店にもメキシコ料理のお店にもあるけど、同じもの?違うもの?
同じ呼び名の「トルティーヤ」
あなたは、こんがらがっていませんか?

若い頃、私が知っていたのは、
スペインのトルティーヤでした。
「メキシコにもトルティーヤがあるんだ!?」
と知ったのは、その後、海外赴任でメキシコへ行ってからだったのです。

スペイン料理のトルティーヤと、
メキシコ料理のトルティーヤ、
私はどっちも大好きです(#^^#)
2つのトルティーヤについて、じっくりとお話ししますね!

現地での体験談や画像もお楽しみにね♪
どうぞ最後までお付き合いください!

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目次

スペインのトルティーヤとメキシコのトルティーヤの違い

スペイン料理、メキシコ料理レストランのメニューには、必ずと言っていいほど、「トルティーヤ」があります。
あなたは、戸惑ったことはありませんか?
一緒に見比べると、全く違ったものなのに、呼び名は同じ。。
これでは、こんがらがるのも仕方ありませんよね(^^;

(左がスペインのトルティージャ、右がメキシコのトルティージャです。たまたま、一緒に作ったときの写真です。)
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スペインのトルティーヤと、
メキシコのトルティーヤは別物!
ということを踏まえて、詳しく見ていきましょう。

スペインのトルティーヤとは?

まずは、スペインのトルティーヤからです!

スペインのトルティーヤ→少し厚めの丸いオムレツ

簡単に言うとこうなります。↑

さらに分かりやすく言うと→丸いフライパンで焼いた卵焼き

内容は?
→じゃがいもと卵から作られるものが一般的です。

味は?
→オリーブオイルの風味が特徴で、じゃがいもがたっぷり入った、日本人好みの素朴な味の卵焼きです。

いつ食べるもの?
→いつ?とは決まってなく、いつでもOKです。

どこで食べることが出来る?
→大体どこにでも置いてあります。
レストラン、バル(居酒屋)、家庭

と、スペインのトルティーヤはこんな食べ物です。

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メキシコのトルティーヤとは?

次は、メキシコのトルティーヤです!

メキシコのトルティーヤ→主にトウモロコシの粉から作られた円形の薄いパン

さらに分かりやすく言うと→丸いぺっちゃんこのパン

内容は?
→トウモロコシの粉、または小麦粉を練った薄い生地をフライパンで焼いたものです。

味は?
→トウモロコシの粉からできているものは、少し癖のある味(カビ臭い)で、日本人は好き嫌いが分かれるところかもしれません。
小麦粉から作られているものは、癖もなく、日本人には馴染みのある味です。

いつ食べるもの?
→毎日食べます。日本で言うと、ご飯です。

どこで食べることが出来る?
→どこでも食べられます。必ずと言っていいほど、どこにでも置いてあります。

と、メキシコのトルティーヤはこんな食べ物です。

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どうして同じ呼び名なの?

スペインのトルティーヤと、
メキシコのトルティーヤ、
違う食べ物だけど、共通点がありそうですね。

そうです!勘のいいあなたはお気づきですね!
見た目が丸いということです!
これが、同じ呼び名の由縁なのです。

その昔、メキシコはスペインの植民地でした。
長い間スペインに支配されていたため、
スペインの文化が色濃く残っています。

逆に、スペイン人はメキシコのものを持ち帰りました。
その中の1つが、トルティーヤだと言われています。
メキシコのトルティーヤがスペインのオムレツと似ていたため、スペインのオムレツをトルティーヤと呼ぶようになったそうです。
(呼び方だけを真似したようですね!)

トルティーヤorトルティージャ

スペインとメキシコの言語はスペイン語です。
トルティーヤをスペイン語で表すと→tortilla
と同じなのですが、場所によっては発音が違うのです。

スペイン→トルティーヤ

メキシコ→トルティージャ

と発音することが多いです。
どちらで発音しても間違いではないので、参考までに!

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本場で食べたトルティージャ

食べることが大好きな私が、本場のトルティージャ情報をお伝えしますよ(#^^#)
ココからいきなりトルティージャに変わりましたが、気にしないでね!
(トルティージャの方がいい慣れているので。)

スペインで食べたトルティージャ

日本では、スペイン風オムレツやスペインオムレツと呼ばれていますね。
色々な野菜、ベーコンやひき肉などを入れた、具だくさんのオムレツ!
と、結婚当初は、それを信じてよく作っていましたよ!

ところが、、、違ったのです!
私が作っているものとは、全く違ったのです!

ショッキング&衝撃的な事件Σ(゚д゚lll)ガーン

それからは本物トルティージャの虜になりました( *´艸`)

本場の伝統的なトルティージャは、じゃがいもと卵だけなのです!!
オリーブオイルをたっぷりと使い、ほくほくの甘みのあるじゃがいもが卵に溶け込んで、塩味だけでも充分美味しい!!
もちろん、他の具材を入れたトルティージャもあるけど、シンプルなものが殆どです。

(スペインの市場で食べたトルティージャは、フォークに刺さっています。)
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(ホテルの朝食では、一口サイズにカットされています。)
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(マドリードのバル(居酒屋)では、焼きたてがドーンとそのまま出てきて、素朴な味わい。)
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スペインでは、どこのお店でも置いてあるし、どの家庭でも作ります。
それぞれの味があり、毎日食べても飽きない♪
日本で例えるなら、豆腐のお味噌汁!?
(ちょっと違う?(^^;)

とにかく大好きなトルティージャ!
スペイン人直伝の本場トルティージャを、
我が家でも何十回と作り、定番メニュー(#^^#)
レッスンでも教えましたよ♪

(これは私が作ったトルティージャです。)

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何かあると、(何もなくても(^^;)トルティージャを作ります。
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近頃は、日本のスペイン料理レストランでも、美味しいトルティージャが食べられるようになりました。
行かれた時は、ぜひ、じゃがいもだけのトルティージャを味わってみてくださいね(^^)

メキシコで食べたトルティージャ

10年以上前の事、メキシコに住み始めてから、初めて知ったトルティージャ。
私にとって、メキシコのトルティージャは、今でも特別な食べ物です。

トルティージャは、メキシコにはなくてはならない食べ物、主食になります。
日本で言うと、ご飯なのです。

そして、メキシコと言えば、タコスですよね。
トルティージャに好きなものを包んで食べる!
それがタコスなのです!
それに欠かせないのが、辛いサルサ!
(サルサとはスペイン語でソースの意味です。)
トルティージャなくして、タコスはありえないのです!

(メキシコのレストランで、ちょっとおしゃれなタコスです。)
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トルティージャには、トウモロコシの粉から作られるものと、小麦粉から作られるものがあります。
日本に売っているものは、主に小麦粉のほうですね。
トウモロコシの粉からできたトルティージャは、独特の風味があります。
よく、カビ臭い、と例えられますが、慣れると癖になる味わい。
私は、断然!トウモロコシ派です(#^^#)

(これは私が作ったトルティージャ&サルサです。)
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(レッスンで教えたメニューです。)
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メキシコでは、レストランに行くと、注文しなくても、だいたいトルティージャが出てきます。
焼きたてのものが、乾燥しないように布にくるまれて、ホカホカの状態で出てくるんです(#^^#)
おかわりもできるんですよ!
トルティージャをそのままくるっと巻いて食べたり、野菜や肉、サルサをくるんで食べたり、好きなように食べればいいのです♪

(これは、メキシコのレストランで出されたトルティージャです。)
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とっても美味しいので、食べ過ぎ注意ですよ!
そうそう、メキシコでは、ダイエットと言えば、トルティージャ抜きなんですよ。
日本の、ご飯抜きダイエットと同じ感覚ですね(#^^#)

トルティージャのことを語ると延々と続きそうなので。。。(^^;
この辺にしときますね!

おわりに

いかがでしたか?
スペインとメキシコのトルティージャの違いは、
お分かりいただけたでしょうか?

もし、あなたが、誰かと一緒にトルティージャを召し上がる機会があれば、堂々と説明してあげてくださいね(^_-)-☆
お食事がより一層、美味しく、楽しくなること間違いなしです♪

最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

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