こんにちは、料理講師をしているRikoです。
私はできる限りおせち料理は手作りをしています。そのおせちで欠かせないのが黒豆。我が家は皆、特に黒豆が大好きなので、食べきれないほど大量に煮るのです←1キロくらい…^^;
もちろん、一度に食べきることなんてできません。「腐らないの?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です♪ なぜなら、冷凍保存をするからです。
そうなんです、柔らかく煮た黒豆は冷凍保存ができるんですよ。でも、美味しく上手に冷凍するためにはちょっとしたコツがあるんですよね…。
というわけで今回は、
- 黒豆の冷凍保存方法
- 黒豆の日持ち
について詳しくお伝えしますね。
上手な冷凍の仕方を知っていれば、大好きな黒豆を腐らせる心配もないし、いつでも食べたい時に美味しく食べられます。そして、お弁当にも使えるので本当に便利です♪
どうぞ最後までご覧になってくださいね。
目次
黒豆の冷凍保存方法
甘く煮た黒豆は、冷蔵庫でもわりと日持ちはするんです。だけど、味を付けないで茹でただけの黒豆や、甘さを控えたものはそれほど日持ちはしません。
昔は甘く煮た黒豆ですが、最近は健康のことも考え、私が炊く黒豆はかなり砂糖を控えめにしているんです。だから冷蔵庫だとそんなに日持ちしないので、おせちの黒豆は冷凍をします。
ではさっそく、私がやっている冷凍の仕方を見ていきましょう~♪
◆冷凍保存方法
- 完全に冷めた黒豆を冷凍用保存袋に入れます
- なるべく煮汁は除いて小分けにします
- 空気を抜いて袋を閉じます
- 金属製のバットにのせて冷凍庫に入れます
◆冷凍保存期間
- 目安は1か月間←冷凍した日付を記入しておきましょうね!
◆解凍方法
- 冷蔵庫で自然解凍
では、もう一度画像付きで説明しますね。
完全に冷めた黒豆を冷凍用保存袋に入れます
なるべく煮汁は除いて小分けにします
空気を抜いて袋を閉じます
金属製のバットにのせて冷凍庫に入れます
上手く出来ましたか?
冷凍用保存袋の口を広げて、ボールなどを使って固定させておけば黒豆がこぼれずに入れやすくなりますよ。
量りながら小分けにすると分量が均一になるので、冷凍後の使い勝手が良いです♪ 例えば黒豆でお菓子を作る場合など、分量が分かっていればサッと使えて便利です。
では次に、黒豆を更に美味しく上手に冷凍するためのコツをお伝えしますので、一緒に見ていきましょう~♪
黒豆を更に美味しく上手に冷凍するための3つのコツ
「黒豆の冷凍保存方法」でお伝えしたような手順ですれば、誰でも簡単に黒豆を冷凍することができます。ココでは、更に美味しく上手に冷凍するためのコツをお伝えしますね。
このコツを知っておくと、黒豆だけでなく金時豆や小豆など、他の煮豆にも応用できるので便利ですよ♪ ぜひコツを掴んで冷凍上手になりましょう♪
◆黒豆を上手に冷凍する3つのコツ
- 迷わず素早く冷凍する
- 煮豆と煮汁は別々に冷凍する
- 1~2回で食べきれる分量ずつ冷凍する
「黒豆の冷凍保存方法」でお伝えしたことと被る部分もありますが、更に掘り下げて説明しますので、次へと一緒に見ていきましょう~♪
迷わず素早く冷凍する
コトコトと時間をかけて甘く煮た黒豆は、長く日持ちするイメージがありませんか? 確かにたっぷりの砂糖を使って煮ると、ある程度日持ちはします。
でも、茹でただけのものや砂糖控え目のものなんかは、そんなに日持ちしないんです。
最初にもお話ししましたが、私の作る黒豆はかなり砂糖を控えているんです。(通常の半分もないくらい)本当は甘いのが大好きなんですけど、やはり健康でいるために身体のことを考えるとそうもいきません…。
と、個人的な事情ですが…^^;
黒豆は甘くてもそうでなくても、2~3日で食べる分以外は迷わず冷凍しましょう! 何日も冷蔵庫に入れっぱなしで、「まだ大丈夫かな?」と不安に思いながら食べるんだったら、やっぱりすぐに冷凍したほうが賢明ですね(#^^#)
「冷凍の黒豆ってまずいんじゃない?」と心配をしているのなら、大丈夫ですよ♪ 解凍後だって見栄えも変わらず美味しく食べられます。ただし、美味しく煮ることは必須ですけどね。
我が家の解凍後の黒豆です♪ 冷凍前と変わらぬ美味しさですよ♪
煮豆と煮汁は別々に冷凍する
私が黒豆を冷凍するときは煮汁は別にします。別々にした方がそれぞれ利点があるんですよね。
まず黒豆を冷凍するときに、煮汁がない方がかさばらないので、スッキリと冷凍庫に入るんです。それに万が一袋が破れたりして、「煮汁がこぼれ出た~」って心配もありません。
煮汁だけを冷凍した場合、黒豆のエキスがたっぷり詰まった美味しい煮汁をアレコレと使うことだってできるんです♪ 飲み物に入れたり、お料理やお菓子作りに使ったり…、う~ん、色々使えそう~♪
私は手っ取り早く簡単に飲み物に入れちゃってます^^;
ホットミルクに大さじ1~2杯の煮汁を加えたもの↓私のお気に入り♪
コーヒーにも入れてみたけど、煮汁の風味が強すぎて合いませんでした…。個人的には牛乳に加えるのが好みです♪ あ、もちろん豆乳でもいいですね!豆同士で相性はバッチリですね。
で、話は少しそれちゃいますが、この煮汁を美味しく使うために、更にひと手間加えて黒蜜シロップを作るんです♪ 簡単にご紹介しますね。
◆黒蜜シロップの作り方
黒豆が柔らかく煮えて完全に冷めてから黒豆だけを取り出します。冷めていない状態で空気に触れると豆がしわしわになっちゃいますから気を付けてくださいね。
鍋に残った煮汁を少しとろみがつくくらいまで、1/3量になるくらいまで煮詰めます。冷めたらビンなどの容器に移して冷蔵庫で保存。または冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
できれば煮沸消毒をしたビンに入れるといいです♪
冷凍バージョンです♪
こんな風に煮汁も使えますので、捨てずに冷凍しておくと便利です。
1~2回で食べきれる分量ずつ冷凍する
先にもお伝えした通り、小分けにして冷凍すると使い勝手が良いですよ。そして、解凍後はなるべく早く食べた方がいいので、できれば2~3日の内に、1~2回で食べきれる分量に分けて冷凍することをオススメします。
私はだいたい200gくらいに分けて冷凍しているんです。ちょっと少ないかなあ…、と思う量ですが、食べ過ぎ防止にもなってちょうどいい感じです(笑)
黒豆って量ってみると案外重くて、分量にするとけっこう食べてるな~と、ちょっとビックリします。だからこそ砂糖の量を控えてるんですけどね^^;
どのくらいの量かというと参考までに、上が204g、左側が20g、右側が50gという感じです。ちょっと分かり辛いですかね^^;
20gなんて足りないし、50gなんてペロリと食べてしまう量です。なので、1回分の量を加減して上手に冷凍しましょうね♪
では最後に、乾燥黒豆、茹でた黒豆、甘く煮た黒豆の「日持ち」についてお伝えしますので、もう少しだけお付き合いくださいね。
黒豆の日持ちをまとめてみたよ
これまでお伝えした中で、黒豆の日持ちについては詳しく説明していませんでしたね。最後になりましたが、ここで分かりやすく表にまとめてみました。
黒豆を煮る前の状態の乾燥黒豆、茹でただけの黒豆、砂糖少なめのもの、砂糖多めのもの、と4つに分けています。
◆黒豆の日持ち
黒豆 | 常温保存 | 冷蔵保存 | 冷凍保存 |
---|---|---|---|
乾燥(袋入り) | 約1年間 | 約1年間 | しなくてよい |
砂糖なし(茹でたもの) | ✖ | 約2~3日 | 約1か月間 |
砂糖少なめ | 1日 | 約1週間 | 約1か月間 |
砂糖多め | 約2日間 | 約2週間 | 約1か月間 |
表を見ていただいた通り、砂糖が多いほど日持ちはします。しかしあくまでも目安なので、安心して長持ちさせたい場合は、やはり冷凍保存ということになります。
常温で保存する場合は、室温が低いということが前提です。暖房などで部屋の温度が高い場合や、夏場なんかは常温保存は避けてくださいね。
酸っぱいにおい、変なにおいがしたら腐っているので速やかに処分しましょう。そうならないためにも日持ちの期間を把握して、上手に保存しましょうね。
おわりに
いかがでしたか?
「黒豆の冷凍保存方法」についてお伝えしました。もう一度簡単にまとめてみましょう♪
◆冷凍保存方法
- 完全に冷めた黒豆を冷凍用保存袋に入れます
- なるべく煮汁は除いて小分けにします
- 空気を抜いて袋を閉じます
- 金属製のバットにのせて冷凍庫に入れます
◆冷凍保存期間
- 目安は1か月間←冷凍した日付を記入しておきましょうね!
◆解凍方法
- 冷蔵庫で自然解凍
◆黒豆を上手に冷凍する3つのコツ
- 迷わず素早く冷凍する
- 煮豆と煮汁は別々に冷凍する
- 1~2回で食べきれる分量ずつ冷凍する
◆黒豆の日持ち
- 乾燥→常温、冷蔵で約1年間
- 砂糖なし→冷蔵で2~3日、冷凍で約1か月間
- 砂糖少なめ→常温で1日、冷蔵で約1週間、冷凍で約1か月間
- 砂糖多め→常温で約2日間、冷蔵で約2週間、冷凍で約1か月間
我が家では、おせちのために作った黒豆をたっぷり冷凍しているので、お正月が過ぎてもしばらくは、大好きな黒豆を味わうことができます。
そしてお弁当にだってバンバン入れちゃいます♪
黒豆に限らず自家製の冷凍食品があるというのは、本当に便利だし助かるんですよね~♪ 腐らせてダメにしてしまうくらいなら、これからも冷凍を上手く活用していきたいな、と思う今日この頃です♪
最後までお付き合いいただきありがとうございました(#^^#)