トントントン♪ 包丁の軽快なリズムと、良い香りを放つ木のまな板。私は、そんな木のまな板が大好きで、ず~っと愛用しています(*´▽`*)
「木のまな板って、扱い方が難しそう~! お手入れだって大変じゃないの?」 そんなイメージがありますよね。
でも、ズボラな私はほったらかし…(^^; お手入れといっても、普通に洗うだけ。
そうするといつの間にか黒ずんで、カビが生えて、真っ黒…。気付けばもう使えない…(-“-) そして新しいものに取り換える。そんなことを繰り返していたのです(^^;
そして、3年前に木のまな板を買い替えたとき、職人さんからお手入れ方法を教えてもらったんですよね。それが意外にも簡単だったので、「そんなんでいいの?」と半信半疑で実践してきました。
だけど、驚くことに3年経った今でも、きれいな状態が続いているのです。これまでの経験からだとありえません(^^;
というわけで今回は、ズボラな私にもできる、
- 毎日の簡単なお手入れ方法
- 黒ずみ・カビができてしまったときの対処方法
について、職人さんから教えてもらったことを元に、詳しくお伝えしていきますね。
そしてなんとおまけに、「私のまな板・ビフォー&アフター」も公開しちゃいますよ(^^;
木のまな板のお手入れ方法に困っている方、お手入れ方法が難しそうで、木のまな板の購入を迷っている方のお役に立ちますように!
どうぞ最後までご覧になってくださいね(#^^#)
目次
木のまな板のお手入れ方法
木のまな板のお手入れ方法って、難しそうなイメージがあるけど、意外に簡単なのです。ちょっとしたコツで、黒ずみやカビを防ぐことができ、長年使うことができるんですよ♪
木のまな板を清潔に保つために最も大切なことは、よく乾かす! ということです。
この点を踏まえて、私がまな板を買ったときに、職人さんから教えてもらった「お手入れの仕方」をお伝えしますね。さっそく一緒に見ていきましょう!
毎日の簡単お手入れで黒ずみ・カビを防ぐ
まずは、毎日のお手入れ方法からです。
- たわしを使って水洗いをする
- 粗塩か重曹を使う
- 食器洗い用洗剤を使う
- 水分を拭き取ってからよく乾かす
それぞれ詳しく説明しますね。その前に、大事なポイントをお伝えしておきます。木のまな板を長持ちさせるためには、とても大切な事なので覚えておきましょう!
乾いたままのまな板で包丁を使うと、滑りが悪く切りにくいため、まな板を傷めてしまうことになります。
つまりは、まな板を水でコーティングすることにより、キズが付きにくくなり、雑菌の侵入も防げるというわけです。
では、説明していきますね。
たわしを使って水洗いをする
野菜などを切った後は、たわしを使って軽くゴシゴシ。そして水で洗い流しましょう。
「えっ!? それだけ?」と、私も思いましたよ(^^;
木のまな板には、なるべく洗剤は使わない方がいいらしいのです。野菜や果物など、油分の少ないものを切った後は、水洗いでOKです。
簡単ですよね! なので、使った後はその都度すぐに洗ってくださいね。そうすると汚れも簡単に落ちるので、洗うのも凄く楽になります♪
粗塩か重曹を使う
塩には殺菌・消臭効果があります。重曹はそれに加え、油汚れを落としてくれる強い味方。なのですが、ちょっと注意が必要です。
「重曹が何にでも良い」といわけではなく、木製のものに使うと、黒くなる(変色する)場合があるようです。重曹を使う場合は、長時間の使用は控えて、すぐに水で洗い流してくださいね。
変色が心配な方は、重曹は避けた方が良いと思います。私は今回初めて、重曹を使ってまな板を洗ってみました。その結果は後ほどご紹介しますね。
肉や魚などの臭いが気になるものや、油分の多いものなどを切った後は、塩か重曹を振って、たわしでゴシゴシ洗います。
このときに気を付けたいことは、必ず水で洗い流すということです。
いきなりお湯で洗うと、肉や魚のタンパク質が固まり、まな板に付着して、雑菌が繁殖する原因になってしまうからです。
熱湯消毒する場合も、まずは必ず水で洗ってからにしてくださいね。
食器洗い用洗剤を使う
肉や魚を切った後、「塩や重曹だけではちょっと気になるわ~」というあなた! いつも使っている食器用洗剤で洗っても大丈夫ですよ。
実は私も、洗剤で洗っています(^^; ただし、洗剤は控えめで、泡がすっかりなくなるまで、しっかりと洗い流しています。
職人さんも「食器用中性洗剤ならよい。」とおっしゃっていましたので…。
水分を拭き取ってからよく乾かす
まな板を洗った後は、必ず水分を拭き取りましょう! そして、通気の良い場所に立てかけたりして、しっかりと乾かしましょう!
立てかけるときは、木の目が縦になるようにして、まな板の面が密着しないように、必ずスタンドに立ててくださいね。そうしないと、密着した面からあっという間に黒ずんできちゃいます(-_-;)
もしお持ちでないなら、通販をチェックしてみてくださいね。つり下げタイプや包丁も立てられるなど、種類が多くて、ビックリしちゃいました(゚д゚)!
うん。最初にもお伝えしましたが、黒ずみやカビを防ぐためには、よく乾かす! これが一番大切なことですね。
洗うたびにサッと拭けるように、まな板用の布巾を用意して置いておくといいです。
私は、これだけは必ずやっているんですよね。だからなのか、3年経った今でも、カビは見当たりません(#^^#)
いつもそばには、まな板専用の布巾を置いています♪
では次に、黒ずみやカビが生えてしまったときの、対処法をお伝えしますね。
黒ずみ・カビができてしまったときの対処法
一番困ること、最も厄介なことはコレですね!
使い始めの木のまな板は、とっても良い香りで美しく、テンションが上がります♪ 眺めていても飽きないんですよね~(えっ、私だけ?)
なのに、いつの間にか見えない角なんかが黒くなり、次第に黒いのが増えていき、気付けばカビが生えているではありませんか! ちょっと洗ったくらいでは落ちないんですよね…(-_-;)
そこで、黒ずみ・カビができてしまったときの対処法はこちらです↓
- 粗塩・重曹を使う
- 粉クレンザーを使う
- サンドペーパーやヤスリで削る
それぞれ詳しく説明します。では、もう少しお付き合いくださいね。
粗塩・重曹を使う
黒ずんでしまったら、塩や重曹を擦り込んでたわしでゴシゴシ洗ってください。上記の注意点でも言いましたが、重曹を使うときはサッと短時間で洗いましょうね。
塩を使う場合も、長時間の放置は避けてくださいね。いずれにせよ、水に濡らしっぱなしの状態が良くないということです。一番大事なことは乾燥でしたね(#^^#)
粉クレンザーを使う
私はクレンザーは使わないのですが、これは使用してもよいそうです。洗い方はこれまでと同じで、たわしを使ってゴシゴシ。そして水でよく洗い流して、しっかり拭いてよく乾かす!
クレンザーや食器洗い用の洗剤は使ってもいいんだけど、ダメなものがあるんですよね。それは、プラスチック製のまな板には常識的に使われる、漂白剤です。
プラスチック製のまな板は、漂白剤を使って殺菌をします。これは、木のまな板には使えません。殺菌消毒をする場合は、水で洗った後に、熱湯をかけてくださいね。
そして、食洗機も避けましょう。急激な温度変化と乾燥による反りや割れの原因となるんです。
サンドペーパーやヤスリで削る
粗塩や重曹、クレンザーなどで黒ずみを落としたら、サンドペーパーやヤスリで削る。こうして平らにならすとイイそうです♪ 私はやったことはないんですけど…(^^;
カンナで削るという手もあるそうですが、一般家庭にカンナがあるのかな? 私は持っていません(^^;
そんな時は、まな板を買ったメーカーで、削り直しをしてくれるところもあるようです。使う頻度にもよるけど、2~3年に一度は削り直しをした方がいいそうですよ。
私もそろそろお願いしようかな(#^^#)
あ、ちなみにこんなグッズを見つけちゃいました♪
これならクレンザーを使わず、簡単に黒ずみを削ることができそうですね。
では次に、重曹を使って、私のまな板を洗ってみたので、どうなったのかお見せしますね♪
私のまな板・ビフォー&アフター
私が今使っているまな板は、防カビ・抗菌作用に優れた青森ヒバのまな板。とってもお気に入りで、使い始めて3年が経過しました。特別なお手入れはしていないんだけど、洗った後はその都度布巾で拭いて立てかけています。
それだけで、今までにはないようなきれいな状態が保てているんです(#^^#)
とはいえ、毎日のように使っていると、だいぶ傷や汚れも増えてきましたよ(^^;
最近、鶏の照り焼きを作ったときに、うっかり、水で濡らさず、乾いたまな板に置いて切ってしまったんです。そしたら、なんと、油染みができてしまい、落ちないんです…(-“-)
というわけで、重曹を使って何とかしようと、がんばってみました!
ゴシゴシする前のまな板です↓くっきりとシミになっています
重曹とたわしを準備!
重曹を振りかけてゴシゴシ♪
水でよ~く流して♪
すぐに布巾で拭いて乾かしますよ~
洗う前のまな板↓
洗った後のまな板↓
やった~ヾ(*´∀`*)ノ かなり薄くなってる~♪
では、他の箇所でも比べてみますね。
ビフォー:角が黒くなってるんですよね~(>_<)
アフター:何となく薄くなった?ような…
ビフォー:反対側も!
アフター:明らかに薄くなってる♪
ビフォー:最後に上からも
アフター:黒い点々が薄くなってる!
と、長々とお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
ここ1ヶ月くらい気になっていたんですよね。あの油染みが…。もっと早くこれをしていたらよかったのかも。イヤイヤ…まな板を水で濡らして使えばよかったんですね(^^;
どうぞ、こんなことにならないように気を付けてくださいね(^_-)-☆
おわりに
いかがでしたか?
職人さんから教えてもらった、「木のまな板のお手入れ方法」をお伝えしました。もう一度まとめてみましょう!
毎日の簡単お手入れ方法↓
- たわしを使って水洗いをする
- 粗塩か重曹を使う
- 食器洗い用洗剤を使う
- 水分を拭き取ってからよく乾かす
黒ずみ・カビができてしまったときの対処法↓
- 粗塩・重曹を使う
- 粉クレンザーを使う
- サンドペーパーやヤスリを使う
注意点↓
- まな板を使う前は必ず水で濡らす
- 洗った後はすぐに水を拭き取り、よく乾かす
- 漂白剤は使わない
- 食洗機には入れない
木のまな板って、天然の素材から作られているので、とても繊細なんですね。でも、そんなに神経質になることはありません。
使う前は、水で濡らして、使った後は、よく乾かす!これさえ守れば、黒ずみやカビも怖くありません♪
今回私は、ゴシゴシ磨いて、キレイになってくれたまな板に、ますます愛着がわいてきました♡ ぬくもりのある優しい木のまな板、これからも、ず~っと大切に仲良く使っていきます(*´▽`*)
最後までお付き合いいただきありがとうございました(#^^#)
勉強になりました!食文化においても、昔の日本人は知恵があり、効率的で、衛生面に於いても適度に汎用性ある部材を用いていたのだと感心してます。魚屋や寿司屋、生魚扱うプロは、やはり木製です。散々使って汚れたら、捨てないで「かんな」で削いだら両面が新品になるから長く使える。用途は異なれど、桐ダンスも似てますよね。日本人の使ってきた道具というのは、現代に至るもよくよく考えられてきた道具だし、ノウハウが込められてきた物だと改めて感心しました。知見頂きありがとうございます。
田中久雄さま
はじめまして、こんにちは。
ご丁寧なコメントをありがとうございます!
昔の日本人の知恵で生み出されたものは、
本当に良いものが多いですよね。
私が使っているのは、青森ヒバの木のまな板ですが、
耐久性にも優れお手入れは簡単で、ほとんどカビも生えてきません。
多少値段が高くてもそれ以上の価値があると思います。
良いものを丁寧に作ってくださる職人さんに感謝ですね。
私の方こそ勉強になりました。
ありがとうございました!
とても参考になりました!!
もともとずっとプラスチック製の白のまな板を使っていて、木のまな板が気になっていたので、ダイソーの数百円の木のまな板を試しに買ってみたんです。
これはこれですぐ乾くし包丁とまな板の当たる音が心地よいしとてもコスパが良くて満足なんですが、ぜひいつか長く使えるいい木のまな板を買いたいなと思います(*^o^)
毎日使うまな板ですもんね。
さっそくお手入れ方法実践して大事に使っていきます( ^^ )
すみ さま
はじめまして、こんにちは。
コメントありがとうございます!お役に立てて嬉しいです!
乾きの良い木のまな板、いいですね^ ^
お手入れをしながら大事に使うと長持ちするし、愛着もわいてきます。
また機会がありましたら、ヒバのまな板もお試しになってくださいね。