ブラジルで生活する上で、最も不安なことは、子供の事でした。
大人だけなら何とかなっても、小さい子供が3人もいると、不安だらけ!!
ましてや、治安の悪い国ブラジル!
言葉も全く通じない、食文化も、生活習慣も日本とは異なり、
右も左もわからず、そう簡単には日本へ帰ることはできません。
初めてブラジルという地に降り立った時、
もう飛行機には乗りたくない!!!
という思いが強かったのを今でも忘れません。
そう、ブラジルという国は日本の真裏(地理の勉強で習いましたね!)
飛行機に乗っている時間は、
な、なんと、24時間以上!!
幼い子供3人を連れての長時間フライトでした。
長男→4歳、次男→2歳、長女→0歳
夫は先に赴任しているので、私ひとり?!
は、当然無理だろうという事で、義母がついてきてくれました。
目次
これから始まる未知の国!ブラジル生活とは?
ブラジルのサンパウロは、日本をはじめ世界各国から企業も多く進出している、
南米最大の商業都市です。
日系人も多く、外国人も多い、人種のるつぼ!
親日で、皆とても優しいのです!
特に子供に対しては、本当に優しくて、必ず声をかけてくれます。
当時は何を言ってるのかさっぱりわかりませんでしたけど。。(^^;
そして、なんといっても、明るい!底抜けに明るい!!
どうして治安が悪いんだろう??
と、不思議に思うこともありました。
で、生活がスタートしたわけなんですが、
習慣が異なっても、私たちは日本人なので、
できる限り日本に近い生活をしていましたよ。
毎日の食生活は?買い物は?病院は?
子供がいると、一番気になることは、食事です。
0歳の長女は、まだ離乳食の時期でした。
3人目の離乳食なので何を作ればよいのかは分かっています。
でも、日本食材なんて手に入るの??
どうやって買い物に行くの??
全てが分からない中での生活は本当に大変なものでした。
サンパウロでは、多くの日系人のおかげで、日本食材が豊富にあり、
高い輸入食材よりもはるかに安く手に入れることが出来ました。
全ての食材がそこでまかなえる、というわけにはいかないので、
もちろん、スーパーマーケットにも買い物に行っていました。
少し生活に慣れてくると、フェイラ(青空市場)にも出向いていました!
そうやって、どうにかこうにか食材を手に入れ、
日本食らしきものを作っていました。。(^^;
日本の調味料を使うと、どんな国にいても日本食は作れるんですね!!
お醤油とお味噌に感謝です!!
で、次に悩むのは、病院です!
子供3人いれば、次々と病気にかかりますよね。。
大人の私なら少しくらい我慢して、
自然治癒で、となるのですが、
幼い大事な我が子、そうはいきません!
さて、、病院はどうする、、、
と、これまたありがたいことに、
日本語の通じる病院があるではありませんか!
しかし、場合によってはブラジル人の先生。。
ポルトガル語は避けては通れぬ道でした。。。
初めて病院へ行ったのは、サンパウロに行ってすぐの頃、
予防接種のためでした。
日本とは全く異なる習慣からなのか、
熱も測らず、その日の体調を診てから、という事はなく、
いきなり、注射!
しかも、腕に、お尻に、
そして、口からはポリオ!!!
3種類です!
一度に、いきなり、3種類ですよー!!
日本では到底あり得ない出来事。。
衝撃の忘れられない瞬間でした。。。
おかげで、その後の各国の予防接種には驚きませんでしたよ!(^^;
おわりに
初めての海外赴任、ブラジル・サンパウロの生活は、
日本とはかけ離れていて、目にするもの全てが新鮮!
と言えば、聞こえはいいですが、
子供を連れての生活は、本当に大変で苦労の連続でした。
でも、底抜けに明るい、子供が大好きなブラジル人と会話ができたのは、
子供がいたからです!
子供がいるおかげで、ブラジル人と挨拶を交わし、
つたないポルトガル語を駆使して会話をし、
公園では子供同士が仲良く遊び、
そうやって、サンパウロの生活に慣れていきました。
少しの勇気で、不安は解消されるんですね!
しかし!
次から次へと不安は訪れてきましたけど、、(^^;
何事もやってみることです(#^^#)
きっと明るい未来はやってきます!!