「帰国子女枠の試験で、高校1年生の2学期から編入!」
これにチャレンジしたのは、我が家の次男でしたよ。

帰国子女が、日本の高校に途中編入できるの?
試験って難しいんじゃないの?
学校は受け入れてくれるの?
やってけるの?
と、疑問だらけの高校編入。

夫の海外赴任に帯同して、海外を転々としてきた我が家には、3人の子供がいるんです。異動するたび、子供が成長するたび、悩まされてきたのは学校の事でしたね。。

帰国のタイミング、学校の選択、試験のこと、お悩みはたくさん!何から手を付けていいのか~(?_?)困っちゃいますよね。。

そんな経験を乗り越えてきた我が家。同じように悩んでいるあなたのために、帰国子女の高校の編入について、詳しくお話ししますね(#^^#)

前半は、「帰国子女が高校編入のためにすること!」
後半は、「それらを踏まえた我が家の体験談!」
どうぞ最後までご覧になってくださいね(#^^#)

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目次

帰国子女が高校編入を決めるとき

帰国子女の学校選びって、悩みますよね。。(-_-;)ましてや高校生ともなると尚のことです。このまま海外の高校を卒業するのか?それとも、高校生になる前に帰国するのか?

そして、日本の高校に途中から入る、高校編入という選択もあるんです。「高校編入」なんて、中途半端なような気もしますが、とてもありがたい方法でもあるんですよね(#^^#)

では、さっそく、高校編入を選ぶ理由から見ていきましょう!

帰国子女が高校編入を選ぶ理由

帰国子女が高校編入を選ぶ大きな理由として、以下の2つの事が挙げられます。

  • 帰任・異動が決まった
  • 本人の希望

それぞれ詳しく説明しますね!

・帰任・異動が決まった

夫の帰任・異動の辞令が出た!なんていう事は、家族や子供の都合なんてお構いなし。。子供が、学校へ入ったばかりであろうと、卒業目前であろうと、いつのときだって、帰任・異動は言い渡されます。

そんな時、子供が既に高校生の場合、日本の高校に編入するか、このまま現地で高校を卒業するか、という選択になると思います。

後者は、子供だけで、あるいはお母さんと一緒に現地に残る、という事になると思うんです。が、色々と問題も多く、難しい選択になりそうですね。。そうなると、前者の、日本の高校に編入する、という選択が現実的になってきますね(^^)

・本人の希望

夫の帰任・異動の辞令が出ない場合でも、日本の高校に編入をしたい!と、本人が希望する場合もあります。そうなると、子供だけで、あるいはお母さんと一緒に帰国する、という事になりますね。

高校生ともなると、自分の考えを持ち、色々な選択が出来るようになります。学校の選択は子供自身の事なので、本人の意志を聞いて、より良い道を一緒に考えてあげたいですね。

我が家の場合は、最初は私からの勧めでした。それから本人が、日本の高校編入の道を選びましたよ。

では次に、高校編入のためにすること、を見ていきましょう!

帰国子女が高校編入のためにすること

高校編入を決めるときって、突然の事が多いと思うんですね。そのため、何からどうしてよいか分からず、パニックになってしまいます(◎_◎;)

では、何をしたらよいのか見ていきましょう!

  • 帰国場所を決める
  • 高校を選ぶ
  • 受験の準備をする
  • 受験をする

それぞれ詳しく説明しますね!

・帰国場所を決める

まずは、帰国先が何処なのかを決めることが大事ですね。なぜならば、学校選びに関わってくるからなんです。

夫が帰任の場合は、日本での住む場所が決まってきますね。しかし、帰任でない場合は、子供が帰国する場所を決めなければなりません。

・高校を選ぶ

日本で住む場所を決めたら、次は高校選びですね。これが一番悩む、難しいところかもしれませんね。

まず、重要なポイントは、帰国子女の編入を受け入れている!という事です。これは、学校に必ず確認しましょうね。学校のホームページに情報がない場合、直接学校に問い合わせてみるといいですよ。

受験の資格条件に当てはまっているか、ということも大事です。受験に必要なもの、受験日程も調べて、全ての条件を満たしているか確認しましょうね。

・受験の準備をする

高校を選んだら、受験の準備をしなければいけませんね。まずは、受験勉強です。学校によって受験内容は違ってくるし、受験パターンもいくつかあり、選択できる場合もあります。それに沿った受験勉強が必要になりますよ。

帰国子女枠での編入試験・難易度について

帰国子女枠での試験は、英語を中心としたものが多いです。例えばこんな感じです。

  • 英語のみ
  • 英語と面接
  • 英語と小論文と面接
  • 英語、国語、数学

難易度については、やはりこれも、英語のレベルを見られることがあります。例えばこんな感じです。

  • 英検2級以上のレベルである。
  • TOEFLかTOEICのスコア提出

あくまでも一例で、学校によって様々なので、受験する高校の試験内容はよく調べましょうね!ただ、どの学校も、帰国子女を受け入れる環境は整っていると思います。そして、帰国子女の強みを生かせる試験を実施している学校が多いようにも感じます(^^)


そして、受験勉強と合わせて、必要書類を用意しなければなりません。現在通っている学校からの各種証明書などが必要になります。証明書が出来上がるのに、時間がかかる場合があるので、学校には早めに依頼しましょう。

・受験をする

全ての準備をして、いよいよ高校の編入試験ですよ。ありきたりな言葉ですが、当日は、万全の体調で遅れずに!

海外から帰国しての受験なので、体調を整えるのも難しいんですよね。。(-_-;)時差ボケは、そう簡単には戻らないし。。(-_-;)飛行機での長旅で疲れるし。。(-_-;)慣れない場所での受験だし。。(-_-;)

まあ、子供はもちろん、親だって緊張することは間違いないです(^^;でも、当日は、万全の体調で遅れずに!

めでたく高校編入に合格!!
その先には何が待ってるのでしょう?

帰国子女が高校編入をした先は?

帰国子女が高校編入を選択するって、一大決心なんですよね!だって、短い3年間の高校生活の、途中から入るんですよ。そして、そのすぐ先には、大学受験が待っていますよ(-_-;)

そうなんです!
大学受験の事も、視野に入れなければならないという事なのです。高校選びの段階で考えなければならないんです。

例えば、行きたい大学の合格率が高い。とか、内部受験で入れる、大学の付属高校。など、高校編入からでも大学受験に対応できる学校を選びたいですね!

そして、なんといっても、「帰国子女」という強みを生かしたいですね(#^^#)

さて次は、我が家の次男が、高校編入をした体験談をお話ししますよ(#^^#)
もう少しお付き合いくださいね!

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帰国子女で高校編入をした次男の体験談

初めての海外赴任は、次男が2歳の時でしたよ。ブラジルのサンパウロだったんです(*_*)それから各国を転々として、高校編入を考えたのは、中国の上海にいたときでした。

途中、日本で暮らし、その時初めて日本の学校を知りました。約3年間の小学校生活だったんですね。その後、夫の異動に伴い、中国の上海に帯同したんです。その時のことです。

高校編入を決めた理由

中国の上海では、次男は、アメリカンスクールに通っていたんです。海外生活は長かったんだけど、英語圏には2年間しかいなかったんですね。だから、そんなに英語は得意ではなかったのです。

そんなある日、「次男に日本の高校の編入試験受けさせてみる?」と、夫が言ってきたのです。どうやら、会社の教育相談室からの、高校案内の情報を見ての事でした。

英語に苦労している次男を見て、「彼には日本の高校の方が合っているかもしれない。」と思ったのは、夫も私も一緒だったようです(^^;
私は、次男にこの話をすることにしたんです。

ただ単に、日本の高校を勧める、というわけではありませんでしたよ。この高校がとても魅力的だったからなのです(´艸`*)

夫が帰任するわけではないので、寮のある高校というのは、必須条件でした。しかも、帰国子女の受け入れに力を入れていて、帰国生が大半を占めているのです。さらには、有名大学の付属という、申し分のない、魅力的な高校だったのです(´艸`*)

最初は乗り気ではなかった次男も、受験勉強を始めると、気持ちは日本へ向かっていったようですね(#^^#)

高校編入試験までにしたこと

そうと決まれば、すぐに準備開始!だって、受験までわずか2か月という期間。今思えば、よくそんな無謀なことをしたなぁ、と。。

その時次男は、アメリカンスクールの高校1年生。それも終わろうとしていた5月の事でしたよ。

上手くいけば、こっちで高校1年生を終了して、9月から日本の高校1年生に編入。その後は、付属の大学に入学。と、夢を描いている私がいたのでした(´艸`*)

一番最初にしたことは、受験方式を決めることでした。A方式、B方式という、どちらか一方を選択できる受験内容は、簡単に言うと、英語中心の試験か、日本語中心の試験か、というようなものでした。

帰国子女は英語ができる!というイメージがあるかもしれませんが、皆がそうではないんですよね。

英語圏で暮らしていない。とか、日本人学校に通っているため、日本の勉強が中心である。とか、ウチの次男のように、アメリカンスクールだけど英語が苦手。とか。。

だから、帰国子女の試験では、A方式、B方式といった、インター校向け、日本人学校向け、と選択ができる訳なんですね。ありがたいことです(#^^#)

アメリカンスクールに通いながらも、英語が苦手な次男は、日本語中心の試験を選びました。日本の勉強はしていないので、大丈夫なの?と、かなり不安がありましたよ(-_-;)

試験の内容は3科目、英語、国語、数学の筆記です。英語は苦手と言っても、過去問を解いたら、全く心配のないレベルだったので、国語と数学の勉強を中心にしました。

上海はありがたいことに、日本の塾もいくつかあるのです。受験対策として、試験までの間、お世話になることにしました。

2か月を切っているという、タイトなスケジュールは、迷う時間もなく、受験スランプになる時間もなく、とにかく忙しい日々でしたよ。

学校には、必要書類をお願いして、願書も作成して、日本行きの航空券も予約して、ホテルも予約して。。。

ふう~(^^;)今思い返すだけでも目まいがしそうですね(◎_◎;)

そして、その日はあっという間にやってきたのでした!

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高校編入試験の様子

私と次男は、試験の前日に帰国し、予約していたホテルにチェックインしたのは、真夜中の12時を過ぎていたんです(*_*)

日本と上海の時差は1時間。時差ボケの心配はなくても、朝起きられるのか!?という事が心配な時間帯でしたよ。

ここまで来たんだから、万全の体調で、遅れないように!と言い聞かせながら、万全な体調はムリだなぁ~とも思いながら、緊張しているのは私の方でした(^^;

試験当日の朝、なんとか遅れないように、学校にたどり着くことができましたよ。編入試験は少人数だと思っていたけど、想像以上の人の多さにビックリ(゚Д゚;)さらに緊張!していたのは、次男も同じはずです。

そんな次男を見送った私は、待合室となっている立派な講堂で、ドキドキしながら待っていたのでした。時間が長すぎて、途中ウトウト居眠りしながら(-_-)zzz

そして、ようやく試験を終えて戻ってきた次男に、遠慮しながら様子を聞いたけど、「わかんない。」という答え。そりゃそうよね。。分かるわけないよね。ゴメンね次男m(__)m

結果が発表されるのは、なんと、翌日の午前中!あれこれ悩む時間もありませんよ~。でもね、いくら短い時間でも、結果を見る瞬間まで、ドキドキで、ずーっと緊張が続いてるんですよ。次男はナイーブになり、夕飯ものどを通らなかったみたいですね(^^;

翌日、結果発表の朝、私と次男はまた、学校へ向かいましたよ。結果は学校に張り出されるので、見に行かなければならないのです。

重い足取りで、お互い会話もすることなく、無言で、足を運んだのでした。急な坂道が、さらに足取りを重くしていたのは言うまでもありません(._.)

と、、、学校が見えてきたとき、言葉を発したのは次男でしたよ。
「お母さん、待って、もうちょっとゆっくり歩こう。」その言葉で、緊張はマックスに(◎_◎;)

ゆっくり歩いても、すぐに学校に着いてしまいました。私は、怖くて、結果が張り出されてある掲示板が見られませんでしたよ~(*_*)

「どう?あった?どう?」
と聞く事しかできない私。。

そして。。。

「あ。。。あった。。」
と、次男の答えに、まだピンとこない私。

「えっ?ホント?受かったの!?」
と聞き返しながら、すでに号泣しているのでした(´;ω;`)ウゥゥ

合格!の証拠写真をパチリ(^^)


バンザーイヾ(*´∀`*)ノ
おめでとう~

写真が嫌いな次男も、この時ばかりは笑顔でした(#^^#)


こうして、短くて、長かった編入試験、合格までの道のりは、幕を閉じたのでした。。。

と、言いたいところだけど、これからが始まり!めちゃめちゃ忙しい日々は続くのでした。さっそく、翌日は、合格者の編入学式!たるものがあったんですよ。。

一応、入学式だけど、みんな普段着です。だって、合格するかわからないのに、入学式準備までは出来ませんよね(^^;


おわりに

いかがでしたか?
帰国子女の高校の編入に必要な事は?
というテーマでお伝えしました。
まとめてみると、

  • 編入場所を決める
  • 高校を選ぶ
  • 受験の準備をする
  • 受験をする

ということでしたね。

海外赴任に帯同した子供たちは、帰国子女として、特別な環境に置かれます。自ら選んだわけでもなく、その環境に馴染めない子供だってたくさんいます。

時には、「高校編入」という、大変な事にも立ち向かわなくてはなりません。

我が家の3人の子供たちは、それぞれが違った道を選びました。その中で、次男が、「高校編入」という道を選んだのです(#^^#)

高校編入を決断するときも迷いましたよ。本当にこれでいいのか?落ちたらどうするの?←そうなんですよね。我が家の場合、落ちたら、そのまま上海でアメリカンスクールに残る、という事を決めてました(^^;

よく考える時間もないまま決めてしまった高校編入でしたが、その後は?というと。。。

中学生からアメリカンスクールで、日本の勉強をしていなかった次男は、勉強面では、かなり苦労していたようです。編入(9月入学)ということで、更に遅れを取っていますからね(^^;

でも、個性的な帰国子女の多いこの高校は、次男に合っていたようで、本当に楽しかったみたいですよ(#^^#)あの時、思い切って編入を決めて良かった!!と、心から思います(#^^#)

みんなそれぞれ事情が違います。置かれている環境も違います。同じものはないのです。

だから、あなたにとって、より良い選択が何か、ご家族で話し合うことが大事だと思います(^^)高校の編入試験を選択したのであれば、一生懸命頑張ってくださいね(#^^#)

あなたにとって良い結果が出ますように!お祈りしています(#^^#)

最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

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